嘘をつく利益
こんにちは。見事に風邪を引いた紅掛空です。
さりげなく嘘をつくことって多いなぁと思います。
ちょっとした、どうでも良いことなんだろうけれども、やっぱり正直に言えなくて嘘をついてしまいます。
幼い頃から「嘘は泥棒の始まり」だと教わります。
しかしながら、教える大人は案外「嘘つき」ですね。
という事で、今日は「嘘」について考えていこうと思います。
嘘をつく心理
ドイツの心理学者シュテルンは嘘の定義を
「騙すことによってある目的を達成しようとする意識的な虚偽の発言である」
と、あります。
そして嘘をつく人の特徴は、
・嘘という認識がありながら、嘘をつく。
・騙し、間違いを信じさせようとしている。
また、故意に、計画的に、本当のことのように言いくるめようとしている。
・騙す目的がある。罪や罰から逃れようとしたり、自己防衛をしようとしたりする。
この目的は、利己的な動機があるが、時には他人の利益のために自分を犠牲にするような動機もある。
以上の事を簡単にまとめますと、善悪はともかくとして嘘には、なんらかの理由が存在し、確実に嘘と分かっているという事です。
心理学者シュテルンの定義そのものですね。
嘘の不利益
最初から正直に話していれば、と後悔することが多々あります。
とくに後で嘘だと確実にばれてしまうような嘘をついた日には、確実に怒らてしまった思い出があります。(どうでも良いですね)
嘘をついてしまうことは誰しもあります。
それも時々であるならば、誰しも経験するので些細な事であれば簡単に許せる範囲です。
ですが、嘘をつき続けた場合を考えます。
人を一生騙し続けるような人、例えば知らないことを知っているように言う人や、ありもしない自慢話をする人は「信頼」という面で見ると、一切ありません。
また、気恥ずかしくてつい正直に言えずに嘘を言う人だっています。
しかしそれで人間関係がこじれてしまったり、二度と大事な人と会えなくなって腹を割って話すことが出来ずに後悔してしまう人もいるのではないでしょうか。
善悪はさておき、純粋な人間関係においての嘘というのは不利益が大きいように思われます。
「嘘」の利益
社会において、嘘というのは確実に存在します。
何に対して嘘が発生するのかと考えると、それは「利益」「ビジネスにおいての人間関係」ではないかと思われます。
何をするにしても、やはりお金を稼がなければ何も出来ません。
しかし正直にいれば様々な人に利用されるのが目に見える世の中です。
「正直者が馬鹿を見る」という言葉もあるので、社会において正直であるという利点は素晴らしいとは言えません。
ビジネス上での人間関係を円滑に構築する為に言う世辞もあれば、貶める為の噂話もあります。
それら全てが利益を生むためとあるとするならば、必ずしも全ての嘘が不利益を生むわけではないと考えられます。
まとめ
嘘というものは、「道具」と一緒ではないでしょうか。
親の教えである「嘘は泥棒の始まり」とあれば、よく言われる「正直者は馬鹿を見る」とあるように使い方によって意味合いが変わるものではないでしょうか。
使い側がいれば使われる側がいるように相手がどう思うかによって、その深刻さというのも変わっていきます。
人によっては嘘をつかれたことにより大変傷つく人もいます。
しかし正直に言ったことに対しても傷つく人もいます。
本当に難しいことです。
嘘という「道具」をどう使いこなしていくか、それが今後の課題となっていくのではないでしょうか。
という事で、嘘の用量用法守って、使っていこうと思います。
それでは、また。